外来
物忘れ外来
物忘れ外来では、認知症や軽度認知障害の方を対象とした専門外来を行っています。
初回受診時には心理士による詳しい患者心理検査と看護師によるご家族への詳細な問診聴取を行った後、医師による身体所見、神経学的所見の診察が行われます。必要に応じて採血・画像診断検査を実施し、その結果を基に治療方針を決定し治療が開始されます。認知症の方は今まで一人でできていた日々の行動や社会生活ができにくくなり、自分らしく生きることが難しくなってきます。また、ご家族の生活にも大きな影響をもたらします。そのため患者さんの困りごとやご家族の負担になっていることを知り、患者の思いを汲み取り、御家族の負担を少しでも軽減できるよう多職種で関わり、認知症になっても住み慣れた場所で安寧に暮らしていけるよう多職種チームで支援に取り組んでいます。
フレイル外来
フレイル外来では、フレイル高齢者に対して要介護にならないための対策を立てる外来です。
栄養状態・運動活動状態・社会的活動・服用薬剤とその管理状況の評価を行い、初回受診時にはかかりつけ医からの紹介状をもとに医師と連携しながら患者さんとご家族の皆様から問診を取り、必要に応じ、身体機能評価・CGA7・日常生活の活動 生活の質(QOL)・身体活動度の評価を行い必要に応じ心理士よりの詳しい心理検査を行います。
フレイルの原因を明らかにして要介護の状態にならないように多職種とも連携を取りながら関り、外来に来られる患者の気持ちに寄り添い、変化を喜び、介護の必要ない健康寿命を延ばし自立した人生を生きるための支えになれるようチームで支援に取り組んでいます。
3階病棟
- 地域一般病棟では、軽症の患者さんの入院や急性期の治療を終了した患者さんの治療継続を行い、ご自宅、居宅への退院支援を行う病棟です。
- 入院中は、医師、歯科医師、薬剤師、管理栄養士、セラピスト、臨床心理士、介護福祉士、医療ソーシャルワーカー、ケアマネジャーによる多職種カンファレンスを行い、認知面、睡眠、排泄、栄養、身体機能を評価し、現在の状態より改善できるように、情報共有を行っています。また、社会資源の活用を行い、その患者にとって最良の生活の場を提供を行っています。
- 入院日課として、看護師による一般状態の観察やケアの実施、医療介護福祉士によるレクリエーションの実施、セラピストによる身体機能面や生活動作の向上を目的にリハビリテーションの実施、健康運動指導士による集団体操の実施など高齢者医療センターで行っています。
4階病棟
- 51床の地域包括ケア病棟です
- 病棟のスタッフは看護師20名、医療介護福祉士2名、補助員1名です
- ポストアキュート、サブアキュート、レスパイトの患者さんを受け入れています
- フレイル状態にある高齢者に対し、多職種の専門職で関わることで、患者のQOL向上に力を入れて取り組んでいます
患者診療支援センター
高齢者医療センター患者診療支援センターは病院の入り口として地域の方々に地域の包括的な支援・サービス提供体制についての情報提供や困りごとの相談などをお受けしており、専門的立場で効果的に情報提供させていただきます。
その中でも退院支援看護師の役割は、お一人おひとりの不安や希望をお伺いし、退院に関連する問題点を共有し、患者さん自身が退院後もどこで療養し、どのような生活を送るかについての意思決定に関わりサポートします。今後の治療方針や病状を考慮して退院後も安心して生活できるように、入院当初より本人及びご家族との面談を行い、他職種と協働し看護師の立場から体制を整え退院後の生活支援を行います。
訪問看護ステーションかわさき
皮膚・排泄ケア認定看護師、特定行為研修修了者により、床ずれや創傷関連の手当てや栄養状態の調整を行う等、医療ケアの必要性が高い場合でも、自宅において安楽な生活ができるように、専門性の高いケアの提供をおこないます。